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夏井&カンパニー発行の句集『あの年、四月の花』の装丁と本文デザインを担当しました。花(季語では桜のこと)をテーマにした全40句の句集です。

遠い記憶の中で桜の景色を思い浮かべるときの、淡くてはっきりと形にならないけど、色鮮やかな風景。そんな装画から、本文の中に入って、俳句を読み進めてもらえたら、「あの年」の「四月」にするりとタイムリープできそうです。
白と桜色と紺碧色の淡い色が混ざり合い桜の頃を想像させるようなやわらかな抽象画に、手書き書体フォント「TA-神戸」。
本文のフォントはHG教科書体を使用しました。

表紙には、なでるとキャンバスを触ったときのような凹凸が感じられる紙を選びました。鞄にさっと入れられる薄型の新書サイズで、暮しの様々な場面で、俳句を(縦書きで)楽しんでいただけるようにという希望が込められています。

著者:加根兼光
画像素材:PIXTA
サイズ:新書版

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