「繊細さん」の本|a book
楽しいことだったはずなのに、身体がぐったりと疲れてしまう。そんな自分の身体の世話に付きっきりだった私が、肩の力を抜いて過ごせるようになったのは、この《「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さんの本」 武田友紀・著》のおかげです。
どこに行きたいかと言われたら、いつも「本屋。」のSHINO-FUMIです。
こちらは、私が読んだ本、推しの本について、おしゃべりたいときに書くページです。推し活!
郵便受けに届いた封筒をあけて、本を開くとカバーのそでの部分には……
もう、我慢しなくて大丈夫。
《「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さんの本」 武田友紀・著》
繊細さんは、
自分のままで生きることで
どんどん元気になっていくのです。
「繊細さん」とは、どのような人を指すのでしょうか。本書では、以下のように書かれています。
アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱したHSP(Highly Sensitive Person)という概念がベースになっています。
《「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さんの本」 武田友紀・著》
最近ではこの概念が日本でも浸透し、「敏感すぎる人」「とても敏感な人」などと訳され、関連書も出てきました。HSPという言葉自体も定着してきた感があります。
この本では、私がカウンセリングで出会ったHSPを親しみを込めて「繊細さん」と呼んでいます。
「繊細さん」でもある著者の実体験と、カウンセラーとして多くの「繊細さん」と出会い培ったノウハウを、具体的な技術として、伝えてくれる一冊です。
5章立てで、1章ごとにコラムも掲載されています。5章すべてに見所があり、どの章のお話についても「繊細」な感覚の只中にいる私には目から鱗の連続でした。
「繊細さん」の仕組みを知って、技術を活用できるようになってからは、
主に「第2章 毎日のストレスを防ぐカンタンなワザ」の中の「五感別! 回復を早めるケア方法」と、「第3章 人間関係を楽にする技術」の中の「『繊細さん仲間』を見つける方法」というページを中心に、愛読するようになりました。
イラストは福田玲子さん。表紙絵・挿絵はコミカルで親しみやすく、キャラクターの動きに共感して、私だけじゃないんだとホッとするような挿絵です。
ブックデザインは、小口翔平さん、上坊菜々子さん、喜來詩織(tobufune)さん。弱っているときでも、定期的に読みつづけていられるのは、デザインの繊細さがちょうど良いからだなと感じています。白地に黒インクの本文、その上にうすい水色のマーカー。タイトルの飾りなども、うすい水色に統一され、飾りの形も丸みがあって、程良く目を引くような優しい作りになっていました。ぜひ、お手にとってみてください♪
▼武田友紀先生のHPはこちら
https://sensaisan.jp/book