校正とワンピース

2024年5月4日、外は夏日。

こどもたちが朝食を食べている横で校正作業をしながら、手元の校正用紙の束の厚みを確認する。3つの束に分けたうちの一つが終わったら、どこかに出かけたいと思った。上着のかわりに羽織っている麻のシャツワンピースがしわしわ過ぎて、少し悲しいのかも。

ドラム式の乾燥機付き洗濯機を、何年か前に我が家にむかえてから、麻のシャツワンピースはどれもしわしわ。手で伸ばして干すとか、アイロンをかけるとか、すればいいのに。

紺色の麻素材のシャツワンピースは、くり返し着て洗ってを続けているうちに、少し色が褪せて白っぽくなっている。その白っぽい感じがとても好きで、腕のよく動かす部分がすれて薄くなってくるのもとても好き。

校正用紙の最後のページのチェックが終わって、緑色の蛍光ペンのキャップをカチッというところまではめ込む。
今日は、スチームアイロンを探しに行きたい。

写真提供: バロクバーヤ/photo AC