ネットショップの話「デザイン」が接客をしてくれるなら

写真提供:photo AC / ぴぴふぉと

社内でネットショップを作ることになったとき、私はネットショップで買い物をするのが好きではない人でした。便利なんだろうと思っていはいたものの、簡単に購入できるから浪費してしまうのではないか、とか個人情報の入力が嫌だとか、食わず嫌いのような苦手意識があったのです。

それが少しずつ変わっていったのは、ネットショップを作れないかと相談をうけて、サイト構築をする間のことでした。

ネットショップが苦手な私でも怖くないサイトはどこにあるんだろうと、検索して探すうち、いろいろなネットショップがあることを知ったのです。運営者のオーナーさんが発信するテキストメッセージや販売のルール、写真やイラスト、ボタンのデザインなど、様々な工夫をして安心できる環境と接客スタイルをWEBデザインが表現してくれているようだということも、なんとなく感じはじめ、少しずつ親しみがわくようになっていました。

はじめて触った「STORES」(STORES株式会社が開発・運営を行うサービスで、手軽にネットショップを開設できるサービス)の管理画面は、とても使いやすく直感的に操作できるような快適さが魅力でした。

いたれり尽くせりのECプラットフォームのおかげでデザイン初心者&ショップ運営初心者の私でも、ネットショップが開けました。

当時、自分なりに一生懸命考えた、「お客さんが自分の人生に自信を持てる、人生をゆっくりとあせらず歩いていける」そんな世界観を目指したいという思いだけで、まずは役割を果たすことが先決とネットショップを建てました。

当時を振り返ると、ネットのお店はまだまだ快適な様子とは言えず、自分の技術の未熟さに恥ずかしい気持ちがわき上ります。画面幅がパソコンとスマートフォンとタブレットで違うということも、しっかりと理解できないまま、ショップを開けてすぐ見えるメイン画像のイメージを作り、大きな幅で大きな文字で役割もわからないままボタンの画像を作りました。

初期の頃は、運営に慣れること、運営ルールを改善改良していくことに必死でした。

そして、運営にだんだん慣れてきて、お問い合わせへの返答にも慣れてきた頃。「もっと伝わりやすく整えたら、お問い合わせが減るのかもしれないな。もっと迷う人や、困る人が減るのかもしれないな」と思いはじめました。

私の身体はひとつしかないし、他に人を雇う余裕はないけれど、「デザイン」が接客をしてくれるなら、私は「デザイン」を雇いたいと思いました。

事務作業にひもづくようなデザイン業務は人件費を抑えたかったので、自分でデザインを学ぶほうが現実的だと思い教室を探すことにしました。「松山市 デザイン 教室」と検索して、当時開講して間もないデジタルハリウッド松山校に出会ったのです。

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1994年の開講以来、クリエイティブ業界に9万人以上の卒業生を輩出するデジタルハリウッドが展開するWebデザイン・CGアニメ・ゲーム・動画制作・グラフィックデザインを学ぶスクール「デジタルハリウッドSTUDIO」。

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